管理人はここ2年くらい中程度の潰瘍性大腸炎(UC)を患っているのですが、最近のニュースで将来的に有効な治療ができそうな情報がありました。
科学技術振興機構(JST)と大阪大学(阪大)は3月6日、腸の粘膜に存在する「自然免疫細胞」の一部が炎症を抑制する仕組みと、その自然免疫細胞の異常により「炎症性腸疾患(IBD)」が発症することを明らかにしたと共同で発表した。詳細な研究内容は、米国東部時間3月5日に米科学雑誌「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」オンライン速報版に掲載された。
また、今回の成果は、JST課題達成型基礎研究の一環として行われた、阪大大学院医学系研究科の竹田潔教授と香山尚子助教らが、阪大大学院生命機能研究科の村上正晃准教授、阪大免疫学フロンティア研究センターの石井優教授、徳島大学疾患ゲノム研究センターの岡崎拓教授、順天堂大学医学部の八木田秀雄専任准教授らの協力を得て行った共同研究によるものだ。
阪大など、腸の自然免疫細胞の炎症抑制と炎症性腸疾患の仕組みを解明 | エンタープライズ | マイナビニュース
この研究成果をもとに、よく効く治療薬が早く実用化されることを切に願います。
ちなみに潰瘍性大腸炎とはこんな病気です。薬の説明サイトですがとても分かりやすいです。
潰瘍性大腸炎(UC)は、大腸の粘膜に炎症が生じ、潰瘍やびらんが肛門から口側に向かって連続的に発現する疾患である。若年者(20歳前後がピーク)に好発する。同じ部位に起こる肉芽腫性炎症病変のクローン病(CD)も、病態や治療方針などに似た面があることから、潰瘍性大腸炎と併せて「(非特異性)炎症性腸疾患」(IBD)と呼ばれる。
潰瘍性大腸炎は、激しい腹痛や下痢などの症状が現れる「活動期」と、症状がほとんど消失している「寛解期」を繰り返し、生涯にわたり医療管理を必要とする難治性疾患である。近年、日本でも増加傾向にあり、厚生労働省の特定疾患に指定されている。
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